にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

映画感想

【映画感想】恐怖の報酬(原題 Le Salaire de la peur)

監督 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 出演 イヴ・モンタン、シャルル・ヴァネル、フォルコ・ルリ、ペーター・ファン・アイク 公開 1953年仏伊 油田火災を爆風で消火するため、ニトログリセリンを普通のトラックで運ぶことになった男たちの恐怖を描く本作。 …

【映画感想】ダイ・ハード(原題 Die Hard)

公開 1989年米 監督 ジョン・マクティアナン 出演 ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、ボニー・ベデリア、レジナルド・ヴェルジョンソン アクション映画をあまり見たことがない。ダイ・ハードの存在は昔から知っていたし、主演がブルース・ウィリスと…

【映画感想】裏窓

真夏にクーラーがなければ窓を全開にしなければ暑さはしのげないし、現代と異なりプライバシーに ルーズな時代だったのだろう。昔の作品を観るときは、当時の常識がどうなのかを思い巡らしながら 観るのがベターだ。 主人公ジェフ(ジェームズ・スチュアート…

【映画感想】素晴らしき哉、人生

邦題 :素晴らしき哉、人生原題 :It's a Wonderful Life公開年 :1946年(日本公開1954年)制作国 :アメリカ監督 :フランク・キャプラ出演 :ジェームズ・スチュアート ドナ・リード ライオネル・バリモア ヘンリー・トラヴァース 人は誰しも幸せになりた…

【映画感想】「江戸最後の日」

Amazonprimevビデオにて鑑賞。 戦前の日本映画を初めてみた。 稲垣浩監督の『江戸最後の日』だ。昭和16年公開作品で、音声はまだしも映像は傷んでいた。 阪東妻三郎が演じる勝海舟が主役。志村喬が榎本武揚役で出演しているが、他の役者たちは誰が誰だか分か…

【映画感想】『12人の怒れる男(原題:Twelve Angry Men)』

『12人の怒れる男(原題:Twelve Angry Men)』 監督:シドニー・メルット 主演:ヘンリー・フォンダ 公開:1957年 100分間ずっと魅了されっぱなしだった。 この作品を今まで知らなかったなんて、何て勿体ないことをしたと一瞬後悔したけど、生きている間…

映画感想「The Deer Hunter」

先輩からDVDを借りて観た本作。 初見は題名の意味を、二度目は主人公たちのルーツを、三度目はLGBTという視点で観ると、この作品を完全に堪能できると思う。 主人公マイク(ロバートデニーロ)は鉄工所で働く若者で、鹿狩りが趣味の男だ。そんな彼もベトナム…

【映画鑑賞】すばらしき世界 

2021年2月23日 中洲大洋にて「すばらしき世界」を鑑賞。 監督:西川美和 出演:役所広司、仲野太賀、六角精児、橋爪功 原作:佐木隆三「身分帳」 役所広司が演じる主人公みたいに、自分の感情を制御できなく衝動的に行動してしまう人を私は何人か知っている。…

【映画感想】パッチギ!

2020年12月某日Amazon prime videoにて鑑賞。 公開:2005年、監督:井筒和幸、出演:塩谷俊、沢尻エリカ、高岡蒼佑、小出恵介 思想がどうだかんだ言う人がいるかも知れないけど、そんなん私には関係ない。フォークルの曲が心に沁みるし、沢尻エリカは可愛い…

【映画感想】天外者 てんがらもん

2020年12月17日 中洲大洋にて鑑賞。 監督:田中光敏、出演:三浦春馬、三浦翔平 幕末から明治にかけての実業家である五代友厚を主人公にしたのが本作。展開が早いので、ある程度の史実を知っていないと付いていけないと思う。事実とフィクションが混在しない…

【映画感想】一命

2020年12月6日 Amazon prime videoで鑑賞。 公開:2011年、監督:三池崇史、出演:市川海老蔵、瑛太、満島ひかり、原作:溝口康彦「異聞浪人記」 序盤、市川海老蔵が演ずる津雲の話し方がどうも好きになれなかった。血の通わない感情のない話し方というか。…

【映画感想】砂の器

2020年12月6日 Amazon prime videoにて鑑賞。 公開:1974年、監督:野村芳太郎、出演:丹波哲郎、加藤剛、森田健作 戦災による戸籍再製やハンセン病の差別の様子なんかを細かく描写してて勉強になった。 松本清張作品は面白い。

【映画感想】日本のいちばん長い日

2020年11月29日 amazon prime videoにて鑑賞 公開:1967年、監督:岡本喜八、主演:三船敏郎、黒沢年男 “昭和20年8月15日、太平洋戦争が終わった日である。 戦争によって甚大な被害がでた。いま、私たちは、日本と日本人のうえにこのような悲劇が再び起きな…

【映画感想】壬生義士伝

2020年11月22日 amazon prime videoにて鑑賞 公開:2004年、監督:滝田洋二郎、主演:中井貴一 序盤、中井貴一演じる吉村貫一郎の発する盛岡弁を聞き取ることはできなかった。しかし、映画に見入ってくると段々と、吉村の「おもさげながんす」を聞き取ること…

【映画感想】桜田門外ノ変

2020年11月20日 Amazon prime videoにて鑑賞。 公開:2010年、監督:佐藤純彌、主演:大沢たかお 水戸藩士たちの思惑が尽く外れていく様は、世の中、自分の思うようには上手く運ばないんだよという現れかと思ったよ。 また、殺されたのは井伊なんだけど、そ…

【映画感想】Stockholm(邦題ストックホルム・ケース)

2020年11月14日 KBCシネマにて鑑賞。 警官は呟く。「妙だな。犯人と人質が仲良くなっている・・・」 本作は『ストックホルム症候群』の由来となった1973年の銀行立て籠り事件を映画化したものだ。劇中で使われるボブ・ディランの曲が格好いい!

【映画感想】相撲道 サムライを継ぐ者

2020年11月7日 中洲大洋にて鑑賞。 1990年代の私は、大相撲大好き青少年だった。小学校が終わり家に帰って大相撲中継を十両戦から観ていたものだ。広島で暮らしていたから郷土出身の安芸乃島を応援してたなー。 さてさて、本作「相撲道」は境川部屋(親方は…

【映画感想】朝が来る

2020年11月2日 仕事終わりに中洲大洋にて鑑賞。 特別養子縁組を題材にした作品で、途中ドキュメンタリータッチに描かれたりといろんな角度から養親縁組について考えさせられた。 産みの親役の蒔田彩珠は、出産後も幸せとは程遠い生活を送っている。「何で私…

【映画感想】彼女は夢で踊る

2020年10月24日 予告編でRadioheadのcreepが流れているのを聴いて、この映画は観ると決めていた。 物語は実在するストリップ劇場「広島第一劇場」が舞台である。いまのご時世ストリップ劇場の経営は難しく、第一劇場にも閉館の期限が迫っていた。劇場社長の…

【映画感想】スパイの妻

2020年10月17日 KBCシネマにて「スパイの妻」を観てきた。蒼井優主演で高橋一生がその夫役だ。 序盤はミステリー要素があって、展開どうなんの?って感じで面白かった。 でも、蒼井優が高橋一生を庇うため(?)に一生の甥を憲兵に売るシーンは、全くもって…

【映画感想】The Last Black Man In San Francisco(ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ)

2020年10月10日(土) 中洲大洋劇場のレイトショーで「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」を観てきた。 題名がスティングの曲「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」っぽくて前から気になっていた作品だった笑。 主人公ジミー・フェイルズは、…

【映画感想】ミッドナイトスワン

2020年9月26日 映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督)を劇場で観た。 草彅剛演じるナギサはトランスジェンダー女性だ。彼の、いや彼女の日常は、小汚いアパートに住み、仕事はショーパブのダンサー兼ホステスで、性転換手術のためにお金を貯める日々だ…

【映画感想】野良犬

DVD にて映画「野良犬」をみた。1949年公開の黒澤明監督作品だ。 日本初の刑事ドラマで、クライム・サスペンスの分野を確立させたとか予告の触れ込みにあった。たしかにそうかもしれないのだろう。 だけども、本作は、終戦後の街並みや人々の生活がリアルに…

【映画感想】モスラ

2020年9月18日 明日から4連休なので、どこか出かけたい。 自転車に乗ろうか、それとも山に登ろうか。 さてさて、先日DVDで映画『モスラ』をみた。1961年公開作品だ。子どもの頃にレンタルビデオで見たことあるけど、ストーリーや出演者を意識してみたのは…

【映画感想】ミッドウェイ

2020年9月15日 先日、映画『ミッドウェイ』を映画館で観たので感想を述べたい。 たしかにミッドウェイ海戦を緻密に分析し、時系列に沿って作品化しているのだろう。 しかし、視聴者としては、場面があちこちに飛んでだりと、ある程度史実を知っている者では…

南の島に雪が降る【映画感想】

2020年9月12日(土) 1961年公開だから、私が生まれる20年前の作品だ。 監督も知らないし、出演者の半数は存じ上げない。 この作品も、世話になっておるJAZZ喫茶のマスターからお借りした。 DVDのケースには戦争映画と書いてある。しかし、本作では、戦争と…

海辺の映画館-キネマの玉手箱【映画感想】

2020年9月9日(水) 大林宣彦監督の遺作となった「海辺の映画館-キネマの玉手箱」を3週間くらい前に映画館で観てきた。 冒頭は、ひとむかし前のSF映画みたいな感じで、「おれは、これから何を見せられるんだろう」と少しだけ不安になった。 しかし、中原中…

太秦ライムライト【映画感想】

2020年9月5日(土) この映画『太秦ライムライト』のDVDは、私がよく通うJAZZ喫茶のマスターから貸してもらった。マスターの紹介がなければご縁のない作品だったと思うので感謝している。 映画の舞台はもちろん京都太秦だ。私は、20年くらい前に太秦映画村に…