にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

【映画感想】恐怖の報酬(原題 Le Salaire de la peur)

監督 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー

出演 イヴ・モンタンシャルル・ヴァネル、フォルコ・ルリ、ペーター・ファン・アイク

公開 1953年仏伊

 

油田火災を爆風で消火するため、ニトログリセリンを普通のトラックで運ぶことになった男たちの恐怖を描く本作。

イヴ・モンタル演じるマリオとシャルル・ヴァネル演じるジョーの上下関係が、トラックに乗る前後で引っくり返る様の描写が面白い。「何もしないで2000ドルか」となじるマリオに対して、ジョーは「この2000ドルは運転の報酬だけではない、恐怖に対する報酬でもあるのだ」と答えるところなんかも良い(というか、これがタイトルになるわけだ)

最後は、流れから予想はできだけど「嗚呼・・・」という終わり方。

前半は長く平凡なかんじ(2回目みるときは面白いと思う)だけど、トラックに乗ってからは怒涛の展開でスリリングだ。