出演 イヴ・モンタン、シャルル・ヴァネル、フォルコ・ルリ、ペーター・ファン・アイク
公開 1953年仏伊
油田火災を爆風で消火するため、ニトログリセリンを普通のトラックで運ぶことになった男たちの恐怖を描く本作。
イヴ・モンタル演じるマリオとシャルル・ヴァネル演じるジョーの上下関係が、トラックに乗る前後で引っくり返る様の描写が面白い。「何もしないで2000ドルか」となじるマリオに対して、ジョーは「この2000ドルは運転の報酬だけではない、恐怖に対する報酬でもあるのだ」と答えるところなんかも良い(というか、これがタイトルになるわけだ)
最後は、流れから予想はできだけど「嗚呼・・・」という終わり方。
前半は長く平凡なかんじ(2回目みるときは面白いと思う)だけど、トラックに乗ってからは怒涛の展開でスリリングだ。