にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

海辺の映画館-キネマの玉手箱【映画感想】

2020年9月9日(水)
大林宣彦監督の遺作となった「海辺の映画館-キネマの玉手箱」を3週間くらい前に映画館で観てきた。
冒頭は、ひとむかし前のSF映画みたいな感じで、「おれは、これから何を見せられるんだろう」と少しだけ不安になった。
 
しかし、中原中也反戦詩であったり、原爆を連想させる言葉が最序盤で登場し、大林監督の平和への想いは序盤で伝わってきた。
 
 
尾道の古びた映画館のラスト上映会で、映画の世界に吸い込まれた主人公たち。
戊辰戦争から太平洋戦争の世界を行ったり戻ったり邂逅する。
最後は、広島原爆投下での演劇隊「桜隊」の悲劇で幕を閉じる。
 
内容や編集が独特で、しかも3時間の長編なので、見るも見ないも各々のインスピレーション次第です。
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