にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

【映画感想】素晴らしき哉、人生

邦題  :素晴らしき哉、人生
原題  :It's a Wonderful Life
公開年 :1946年(日本公開1954年)
制作国 :アメリ
監督  :フランク・キャプラ
出演  :ジェームズ・スチュアート
     ドナ・リード
     ライオネル・バリモア
     ヘンリー・トラヴァース

 人は誰しも幸せになりたいと思っています。しかし、幸せの形は人それぞれです。
自分を犠牲にして家族や街の人たちの幸せを自分の幸せに重ねている主人公ジョージと、自身の財力と権威を高めることが幸せであると考えるポッターとの比較が面白いです。作中ではポッターが悪い人物に見えてしまうけど、現実社会にはポッターのような人はたくさんいますし、ポッターはあくまで本作中でヒール役にすぎません。

 しかし、ジョージもただの人間です。会社のお金を紛失したときの、周囲の人間への悪態の付き方なんてみていると、完全なダメな男です。他人を愚弄したら、そのお返しがあることを身をもって教えてくれます。

 クリスマスイブに絶望に追い込まれたジョージ。自殺寸前で天使と出会い、彼にジョージが生まれたなかったパラレルワールドを見せられます。そこで、生きていることの素晴らしさについて回心し、怒涛のハッピーエンドへ一直線です。