にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

【登山】2023年5月3日~6日 屋久島 淀川登山口~荒川登山口(2/4)

2023年5月4日

午前4時起床。身支度を整えて朝食を摂る。登山用におにぎり弁当をお願いしていたら、午前4時の段階で食堂に置かれていた。因みにお昼用の唐揚げ弁当も置かれていた。

午前5時にチェックアウト(といっても、鍵をフロント前に返すだけ)し、タクシーに乗り込む。タクシーは4日前くらいに予約していた。屋久島のタクシーはコロナ禍でかなり減ったので、できるだけ早く手配する必要がある。ハイシーズンで4日前に予約できたのはラッキーだったと思う。道中、運転手さんが紀元杉を案内してくれた。

6時前に淀川登山口に到着。マイカーは数台停められるが既に満車で、管理人たちがマイカーを追い返していた。登山口から少し離れたところに路駐している車は追い返された奴らが停めたのだろう。迷惑千万やな。

トイレがあるので、ここでしっかりと済ませておいた。この先のトイレ事情は過酷だ。

曇り模様の天気のため雨具上下を着る。登山届を提出し、6時過ぎにスタートした。淀川登山口の標高が1380m、宮之浦岳が1936mなので、単純標高差はさほどないけど距離が長い。

7時くらいに淀川小屋に到着。ここは40人ほどが宿泊できる避難小屋で、水場とトイレ、テント場もある。この時間、テント泊の人たちは朝飯の支度をしたり撤収作業をしていた。淀川小屋のすぐ近くをながれる川は透きとおっててキレイだった。

小花之江河と名のとおり、小さな湿地帯にでて、また森に入って抜けると、花乃江河という大きな湿地帯にでた。標高1600mにあって日本最南端の湿地帯だとか。近くに携帯トイレブースがあるとの標識があった。

ここから先の道は、ロープがあったりするけど難しい箇所はない。

黒味岳分かれを直進し、宮之浦岳を目指す。歩けども歩けども、その頂きを目視することができない。

11時30分頃にお昼休憩。民宿で用意してもらったニンニク多めの唐揚弁当が美味かった。

エネルギーを充たし、意気揚々と宮之浦岳を目指し歩き出す。

森林限界をこえると、山肌と巨石が飛び込んできた。「Wow!」と思わず声がでた。見事な景色だった。この辺りは投石平といって標高1700mくらい。まだ、宮之浦岳山頂は見えない。

栗生岳の看板前でひと息いれる。まだ宮之浦岳山頂は見えない。なかなか焦らされます。

栗生岳をすぎて、ひと丘越えたところで、やっと宮之浦岳山頂が見えた!

13時30分、九州最高峰に辿りつく。眼下に雲と海、目の前には永田岳を見ることができて大迫力&大満足。

1時間くらい山頂を満喫し、新高塚小屋へ向けて移動開始。当初予定より1時間以上遅いペースで、このままでは小屋に着くのは18時を過ぎそう。早くいかないと寝床を確保できないと3人で相談した結果、アニキに先に行ってもらい、寝床を確保してもらうことにした。私はマスターのペースに併せてゆっくり行く。

この案は良かった。アニキは17時くらいに新高塚小屋について、避難小屋内に二人の寝床してくれ、自身はテントを張って待っていてくれた。

私とマスターは18時に新高塚小屋に到着。小屋内は暗く、みんな寝る準備をしていた。私とマスターはヘッドライトの灯りを頼りに、寝床をつくった。着替えることはできなかった。

夕飯は、外のテーブルで、お湯を注いで完成のパスタやピラフをシェアして食べた。珈琲も美味しかったなあ。

汗まみれで気持ち悪かったけど、そのまま寝袋に入り、20時前には寝入った。周りはイビキの大合唱だった。