にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

【登山】フェリーでいく西日本最高峰石鎚山(後編)

2021年7月22日

8時40分に石鎚山ロープウェイ下谷駅前にてバスを降りる。目の前にロープウェイの案内ゲートを通過し坂を登っていく。ロープウェイ料金は往復2,000円で、モンベル会員証を提示して100円引いてもらた。ロープウェイは20分置きに出ているが、今日みたいに登山者が多い日は臨時便を出しているようだ。

9時前にロープウェイが出発した。約8分間で標高を一気に800m以上あげる。景色を眺めていたらあっという間に標高1300mの成就駅に到着した。この地点からの見晴らしもGood

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アンパンを食べてエネルギーを満タンにし、9時20分に石鎚山山頂への登山開始だ。成就社までの道を15分かけて歩く。ここには宿や商店があり、トイレ休憩や水分補給ができる。登山の無事をお祈りして、本格的な登山道に突入する。といっても、20分ほど下っていく。泥でぬかるんている箇所は木板が敷いてあったりと登山道はよく整備されている。

八丁というポイント(9時55分通過)が下りきったところで、ここからが長い登りとなる。

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時刻は10時30分となり、ちょっと疲れてきたところに、「試しの鎖」が現われる。鎖は太くて大きい。僕は由布岳西峰や英彦山望雲台とかの鎖場もへっちゃらなタイプだから、「試しの鎖(74m)」は難しいとは思わなかった。ただし、鎖場の経験のない人は無理せず迂回路を選んだほうが良いだろう。どうしても石鎚山の鎖場を経験したいという方は、次の「一の鎖」を登ればいいと思う。ところで、この「試しの鎖」は登った後に下りがある。下りは渋滞しており時間が掛かった。

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登山道を登っていき、11時15分に「夜明峠」を通過する。

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11時25分に「一の鎖(33m)」に挑戦。ここは4つの鎖場の中で一番短く難易度は低めだった。

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更に、登っていくと休憩所とトイレ小屋が現われる。利用者は料金を支払うタイプだった。しばらくここで休憩をとり出立したのだけど、うっかり「二の鎖(65m)」をスルーして迂回路を進んでしまう。

12時に山頂直下の「三の鎖(68m)」に挑む。ここは難しい箇所もあったけど、登り切ったら山頂(弥山)だ。

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眼前には四国山地の山々がみえる。そして、社の正面に回り込んでいくと、天狗岳がどっかんと現われる。恰好いい!!

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山頂は人が多くてゆっくり腰を下ろす場所がなかったので、ザックをその辺にデポして貴重品だけ身に着けて天狗岳へ向かう。両脇が切れ落ちているものの恐怖を感じるような箇所はなかった。そして、とうとう西日本最高峰1982mの頂に僕は立った。やりましたよ、西日本一の(高い山に登った)男になったのだ。

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弥山に戻ってきて山小屋で500円のコーラを買い口に含む。炭酸の弾ける感じが爽快だ。そして糖分が全身に駆け巡って元気倍増だ。

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社務所御朱印を貰ったりしていたら時間はもう13時10分だったので、急いで下山する。

鎖場は全て迂回し(下りを鎖場でいく人はいない)、どんどん進んでいく。14時15分に「八丁」まで戻り、ここからは登り返しだ。ここも急ぎで登り14時35分に成就社に到着し、14時45分にロープウェイ駅に帰ってこられた。

そして、15時00分のロープウェイに乗り、15時17分発のバスに乗ることができた。このバスに間に合わなかったら、次のバスを2時間以上待たなければならなかったから、必死になって下山したのだ。

バスの乗客は朝より大分少なく余裕で座ることができた。バス停に並んでいたらバス停前の商店の親爺さんが「乗車券買っておきな」と皆に声をかけてくるので、僕もこの親爺さんに1,020円を払い乗車券を買った。

バスは定刻どおり16時11分に伊予西条駅に着いた。16時19分発のしおかぜ17号の自由席特急券(2,860円)を購入し、間もなくホームに入ってきた電車に乗る。

17時23分に松山駅に到着し、駅前のスーパー銭湯「喜助の湯」にチェックインする。館内は広くて清潔で、入浴料も700円とリーズナブルで良かった。

湯あがりでビールが飲みたくなった。駅前をぶらぶら歩いていると綺麗目なバルがあったので入店する。地元のクラフトビールが胃に沁みる。2杯、3杯と飲んでいたら酔っぱらった。バルを後にして駅構内でお土産を購入する。

タクシーに乗り松山観光港へ移動。料金は3000円弱くらいだったかな。乗船手続きは8時30分からだったので、待合室のテレビでオリンピックのサッカー日本代表南アフリカの試合を見ていたら居眠りしていた。8時40分に乗船手続きをし、2等寝台の復路割10%の8,550円を払い、船着き場までの通路を歩く。疲労と酔いのせいで今朝以上に長くかんじられた。ようやく着いたと思ったら、まだ乗船開始時間でなく、僕が一番乗りだった。

少し待たされ後に乗船し、本日の寝床に転がり込み、即効で眠る。21時55分の出航アナウンスで目が覚めると、僕のいる8人部屋に他の客はいない。

ぐっすり眠ることができたので、翌朝の目覚めは良かった。5時に小倉港で下船をし、待合室で待機した後、5時35分初の西鉄高速バスに乗り込み7時頃に福岡天神にたどり着き、間もなく帰宅。

フェリー2泊の弾丸石鎚山登山、無事完結也。