にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

【登山】井原山のオオキツネノカミソリ

2021年7月25日(土)

オオキツネノカミソリを見に行こう」とのことで井原山登山を計画する。
多くの人が、このオレンジ色の花を見に行くであろう週末、はたして水無登山口駐車場に無事に辿り着けるのだろうかという不安がよぎる。

というのも、キトク橋から水無登山道口までの林道は幅狭くて離合が困難だ。ガードレールはないので崖下への転落もひょっとしたらひょっとするかもだし…。駐車場も10数台しか停めることができず、溢れた車両は道路脇の路肩に止めるしかないのだ。

このような事情のため、僕たちは、お昼12時を登山口到着時刻として出発した。この時間帯なら、早朝登山者組が下山し帰る頃だから駐車場は空いていると予想してのことだ。

午前11時に本日の登山仲間と合流し、僕の車で登山口に向かう。正午頃にキトク橋へ着きトイレ休憩する。今日はお腹の調子が悪くて、水無登山口のトイレまで我慢できず、キトク橋近くのトイレに駆け込んでしまった。

お腹の調子にも不安を覚えつつ、難所の林道に入る。対向車が来ないことを願いながら約10分の道のりを走る。終盤に対向車一台と何とか離合成功。登山口駐車場では、いままさにマイクロバスが出発しようとしていた。このバスが停まっていたところに、僕の車を駐車することができた。てか、マイクロバスと林道で鉢合わせなくて良かった。

身支度をして、12時30分に出発するも、出発早々に風穴によって涼をとる。まさに天然のクーラーだ!鋭気を養った後、沢沿いの道を登っていく。すると道沿いにオレンジ色をしたオオキツネノカミソリがチラホラ見えるはないか。更にすすんでいくと、群生している!山に咲く花はとても綺麗だ。

f:id:yukilily:20210811152553j:image
f:id:yukilily:20210811152547j:image

歩みを進めていくと、当然ながら景色は変わっていく。やがて花は消え、沢からも離れて、傾斜がきつくなる。所々でロープが補助的に備えられある。

登り切ったかな?と思ったら、今度は両脇が笹に覆われた道を進んでいく。これが結構長くで辟易した。ようやく笹(というか藪)を抜けると眼前に海が見える。そして山頂へ。山頂は女の子二人連れがいたけど、間もなく下山したので僕ら3人だけとなった。午後3時くらいだったので、もう登山者はいないかもしれない。

f:id:yukilily:20210811152621j:image

山頂で思い思いの時間を過ごす。空気が澄んでいるかしら、海の向こうに雲仙普賢岳が良く見える。

午後4時前に下山開始する。山頂直下あたりで、登頂者とすれ違う。「帰りは暗くなるかもしれないので注意してくださいね」と挨拶を交わす。どんどん下っていき、オオキツネノカミソリの群生地まで戻る。夕暮れの花を撮ろうとカメラを持っている何組かの人たちとすれ違う。

登りはスルーした第2鍾乳洞の案内板の方へ、僕ともう一人とで向かう。入口まで来ると、立入禁止なのかOKなのか判別し難かった。ヘッドライトを装着して洞窟内へ潜入する。コウモリや虫が蠢いている感じがする。狭くなったところで無理はよそうと引き返す。でも、ちょっとした冒険が出来て楽しかった。

あとで知ったことだけど、この洞窟は登山道近くの風穴と繋がっているようだ。風穴の方は立入禁止の標識あったから、やはり洞窟内は進入禁止なのだろう。

午後5時30分くらいに水無登山口に戻ってきて本日の登山終了。オオキツネノカミソリを見ることができて大満足なり。