2023年5月5日
午前3時くらいから周りは起きだした。私も物音で目が覚め、トイレのために外にでる。まだ真っ暗だけど、もうテントの片付けに入っている人たちや朝ご飯の準備をしている人たちが多かった。山の朝は早い。
私たち3人も午前4時頃に起き、思い思いに散歩したりした。そういえば、煙草を吸う人を一人も見なかったのは世界遺産エリアだからだったのかな?
朝飯を食べ、今日の行程を話し合う。当初の私の予定では、白谷雲水峡に下りるつもりだったけど、マスターの脚を考えて荒川登山口に下りることに決めた。
身支度を整え、午前6時に出発するもまさかの道間違えで30分ロスしてしまった。
道中、写真を撮ったりしながらのゆっくりペースのため高塚小屋についたのが8時と、かなり遅かった。そのおかげで、縄文杉は、下山者も登山者もいなく、貸切りで鑑賞できたのは良かったのかな。
縄文杉を過ぎた辺りから、縄文杉に向かう登山者とすれ違うようになった。大半が荒川登山口からのピストン組だろう。時間が経つにつれてその数は増えていった。
夫婦杉や大王杉といった著名な屋久杉を鑑賞しながら下っていく。いつしか世界遺産エリアの外にでていた。
ウィルソン株の手前にある水場が屋久島NO1だと通りすがりのガイドさんが言う。美味しいとは思ったけど他と比較ができないので私にはNO1かは分からない。
さて、ウィルソン株に到着。内部は10畳くらいの広さ。ハート形で有名な切り株だけど、どういう風に撮ればハートになるのかさっぱり分からない。
インターネット圏外のため荒川登山口からの最終バスの時間を調べることができないので、ここからはとにかく急いだ。
岩場やガレ場の道は、マスターは苦手で遅い。でもトロッコ道になってからのマスターは俄然早かった。時速6キロ以上でどんどん進む。しかも60分くらいぶっ通しで歩くのだ。標準タイムの150%くらいで歩いたと思う。
14時15分くらいに荒川登山口に到着。15時発バスに乗ることができた。バスは屋久杉自然館前行きで、2回乗り換えて本日のお宿「民宿屋久島」に17時過ぎに到着。
待ちに待ったお風呂に入る。ここのお風呂は浴槽にも入れることができたので2日間の疲れを十分にとることができた。そして、18時30分からはお楽しみに夕飯だ。ここでもトビウオのから揚げや郷土料理満載で、ビールや焼酎も美味しかった!お宿のご厚意で、最後はカレーライスまで頂いた。
部屋に戻ると、3人で二日間の健闘を称え合い盛り上がり、いつしか眠りに落ちていた。