にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

旧五輪教会堂を訪れて〜久賀島土砂降り編

4月29日(月)雨

午前7時起床。天気は雨で本降りだ。今日の予定は久賀島を原付で廻るのだけど、この雨だからどうしようかと思案するも代替予定もなく、当初予定通り決行。

朝食を摂り身支度を整え、8時過ぎにホテルを出立。今日も同じホテルに泊まるのでザックは置いていく。雨具を着るも長靴までは用意していない。

8時30分くらいに福江港に着く。久賀島へは9時10分発の船シーガルがある。原付積み込みOKは事前に確認しておいたが、切符の買い方が分からなかった。ターミナルで案内係に聞けば、船内で料金を支払うとのこと。出港まで時間はあったけど、取りあえず停泊するシーガルの前まで原付を運ぶ。勝手がわからずぼんやり待っていると船員が現れて原付を積んでくれた。お金は出港してから回収しにくるとのこと。料金は1200円くらいだった。出港間際に団体ツアー客が乗り込んできて船内は満席となった。久賀島までは20分。あっという間に到着した。

久賀島の田の浦港は、何もない港であった。団体ツアー客は迎えのマイクロバスに乗り込んで出発し、にしむーはその後を原付で追いかけていく。雨は相変わらず降っている。

浜脇教会は、田の浦港から数分の距離にあった。雨具を脱ぐのが面倒なので堂内には立ち入らず外観を眺めてその場を後にした。

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久賀島内の人口は650名ほどで、島内に商店らしきものは確認出来なかった。信号機も小学校前に1機あるのみだ(押しボタン式)。雨ということもあり、すれ違う車はあれどすれちがう地元民はいなかった。

10時前に牢屋の窄殉教記念聖堂を見学。

ここから本日のメインの旧五輪教会堂を目指す。県道から林道に入り道は険しくなる。車の離合は困難で、観光客は往生してしまうだろう。最後の方は土道で走りにくかったし気を遣う。駐車場から先は10分くらい歩かなければならない。入江の先に教会堂が見えてくる。10時40分に到着した。

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ところで、旧五輪教会堂を含む久賀島の集落は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」としてユネスコ世界文化遺産に2018年に登録されている。また、旧五輪教会は国の重要文化財にも指定されいるのだけど、此処は堂内の撮影OKだった。

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12時30分の福江港行きの便に乗るために道を戻る。雨がどんどん強くなって雨具が水を透して服がビチャビチャだ。止めておけばと後悔してしまったが、折紙展望台に登る。強風で恐怖を感じただけだった。

ずぶ濡れになりながら田の浦港に着く。船はまだ着ていなかったので、待合所で待機する。濡れた服や靴が気持ち悪い。

荒天のため船はとても揺れたが難なく12時50分に福江港に到着。当初の予定では、石田城をはじめ武家屋敷を散策するつもりだったけど、ずぶ濡れのためそんな気持ちは失せてしまった。

池田レンタカーで原付を返却する。今日も店頭はおばあちゃんだけで、仕事は渋滞状況だった。気の毒だったので少しお手伝いをすると、休憩していけと歌詞とお茶を出してくれた。昼をまだだと言うと、出前をとって此処で食べていけと言ってくれたけど、さすがに遠慮した。が、気持ちは嬉しかった!

昼食を摂ってホテルに帰ることにした。近くの食事処は軒並み閉店してて途方に暮れ、仕方なく福江港へ戻り、ターミナルビルのレストランで食事をした。店内は家族連れとおっちゃんが一人いた。にしむーはちゃんぽんを食べる。家族連れが退店したあたりで、おっちゃんが店員のおばちゃんをナンパしだす。飲みに行こうと誘っているぞ。軽くあしらわれた後のターゲットはまさかのにしむー。いろいろと絡まれて実に不快であった。服も濡れていて不快だったし。さっさと食事を済ませタクシーに乗りホテルへ戻る。

とりあえず風呂に入り仮眠をとる。夕方目覚めて、ホテルの人に福江の中心地まで送ってもらう。行きたかった喫茶店は閉店していたので、適当な食堂に入る。魚フライ定食を食す。タクシーでホテルに戻り就寝。