2023年10月9日 アマプラで鑑賞
【監督】久松静児 【出演】伊藤雄之助、大坂志郎、三島耕、新珠三千代、芦川いづみ、三國連太郎、三島雅夫 【公開】1955年 【上映】119分
「警察日記」の続編。yukilily.hatenablog.com
前作同様に人々の営みが描かれており泣けるが、前作よりも社会に対しての風刺が効いている。
『現実はこんなもんだよ。叩けばいくらでもホコリが出てくるのに、町のボスたちは政治的な圧力で見逃しといて、善良で貧しい人間にコメ泥棒の罪を被せて自殺させちまった。』
『俺たちは警察は天皇の警察だって叩き込まれて育ってきた人間さ。世の中変わって民主警察の時代になったって、なかなか頭の切り替えができないんだ。でもできないんじゃいけないんだ。努力しなきゃ。』
『俺たちだって人間なんだから過ちはあるさ。そのとき反省して二度と繰り返さないようにするんだ。要は警察は民衆と共にあるってことが一番大事なんだ。俺たちは真心をもって誠実に事件を処理する。それだけでいいんだよ。』
