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監督： エルンスト・ルビッチ
出演：
グレタ・ガルボ（ニノチカ）
メルヴィン・ダグラス（レオン・ダルグー伯爵）
アイナ・クレアー（スワナ大公妃）
シグ・ルーマン（イラノフ、三人組の一人）
フェリックス・ブレサート（ブリヤノフ、三人組の一人）
アレクサンダー・グラナック（コパルスキー、三人組の一人）
ベラ・ルゴシ（ラジーニン、ソ連当局の長官）
公開：1939年米
帝政ロシア時代の貴族から没収した貴金属を売りに、パリにまで来たソ連の貿易委員の3人組。
この3人のキャラがとにかく面白くて、一流ホテルに一人ずつ様子見に入ってきては出て行くオープニングから、思わずニヤリのラストまでユーモアたっぷりだ。
社会主義国家の役人にも関わらず、祖国の悪口を言いたい放題の3人組。そんな3人を指導するため、本国が派遣してきたのが特別全権大使ニノチカ。
どんな話にもにこりともせず、ホテルのショップで女性用のファッショナブルな帽子を見て「あんな帽子を女にかぶせる文明は滅びる」と言うニノチカ。
そんなニノチカに恋したのがプレイボーイのフランス貴族レオン。ニノチカのあまりの堅物ぶりに驚くものの、ただひたすら口説く。口説き文句にも顔色一つ変えないニノチカ。
そのニノチカが初めて笑った時のその笑顔の素晴らしい！
件の帽子を被ったニノチカが美しい！
グレタ・ガルボの美しさとユーモラスな3人組が際立つ面白い映画だ。
