にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

【映画感想】わが谷は緑なりき(原題:How Green Was My Valley)

2024年6月29日 DVDにて鑑賞

【監督】ジョン・フォード                          【出演】ロディ・マクドウォール(ヒュー)、ドナルド・クリスプ(父)、モーリン・オハラ(姉)、ウォルター・ピジョン(牧師)
【公開】1941年米
【時間】118分


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男たちの目からみた家族のすばらしさ、結びつきに涙した。

 

牧師役のウォルター・ピジョンの教会での最後の説教

『私は子どもの頃 真実で世界を征服できると思ってた
アレクサンダー大王のように 軍隊を連れて国を征服するのでなく
人類を解放するために 真実というすばらしい言葉で
だが理解してくれたのは ごく少数だった
多くは黒い服を着て 教会に来てただけ
なぜここへ?何のために 偽善に身を包み 日曜日に教会へ?
愛のためか いや違う 神の愛を授かる清い心は 持っていないはずだ

なぜここへ来ていたかは ずっと顔を見てきたから分かる
迷信や天罰に対して 恐怖心を持っているからだ
天から炎が降るのを恐れ 神の制裁に怯えているからだ
そして神の愛を忘れた 犠牲の心を持っていない
死と恐怖 炎と憎悪 そして黒い服
集会を開くといい ただし神のもとで 神の名を汚すな』

 

ヒュー・モーガンのラストシーンでの台詞

『父は死んだのではない
私の心に 鮮明な記憶として生き続ける
愛ととともに 永遠に
わが谷は緑なりき