2024-10-08 【読書感想】バリ山行 日常のこととか 2024年9月 読破 第171回芥川賞受賞作【作者】松永K三蔵【作品】バリ山行 主人公の波多は「登山は遊びですよ。遊びで死んだら意味ないじゃないですか!」という。一方の妻鹿は「本物」を求めてバリエーションルートを登る。やがて波多は、妻鹿のいう「本物」の意味を追及し、ひとりバリ山行に励むというストーリー。 「登山」という非日常と「会社」という日常をシェーカーにぶち込んでシャカシャカ振ってカクテルグラスに注いだような作品で、もちろん劇物だ。