にしむーのちゃらんぽらん日記

趣味の登山や寺社仏閣、映画のことなんかを備忘録的に記録しています。

【登山】英彦山 玉屋神社→鬼杉コース

2021年5月23日(日)

2年前に一人で歩いたコースを、今日は3人で踏破してきた。所要時間は7時間以上かかった。私が1人で歩いたときよりも1時間以上の時間を費やしたものの、疲労やダメージは少なくて、翌日のお昼には身体の痛み等はなくなっていた。スロー登山は身体に優しい!

午前9時すぎに英彦山スロープカーの花駅の駐車場につく。日差しが強そうなので日焼け止めクリームを腕と首、顔に塗りたくり支度を進める。9時20分発のスロープカーに310円の運賃を支払い乗車する。5分たらずで神駅に到着。

英彦山神宮で今日の安全をお祈りする。登山者はチラホラいたけど、みな正面登山道から登っていっていた。玉屋神社方面に進むのは私たちのグループだけだ。

2年前もこのコースは人が少なかったけど、登山道は以前より整備されていた。以前は朽ちた木橋や丸太が掛かっていた箇所は、強固な橋に様変わりしていた。

玉屋神社まで2キロちょっとの路のりを1時間30分かけて歩く。巨石にへばりつくように社殿が建てられた神社で静謐な雰囲気がある。

ここから鬼杉までは渡渉箇所が一つある。この渡渉地点前は迷いやすいのか、標識やピンクリボンでの案内が多くある。水量が多く渡るときは注意が必要だ。

渡渉後は、けっこうな登りがあり体力が削られる。登り下りを繰り返しながら進んでいくとロープを使って下る箇所がある。かなり滑りやすいので気をつける。私たちグループのうち2人が滑ってヒヤッとした。

さらに進んでいくと、進行方向右手にロープがあって下る箇所がある。このロープに気づかずに直進してしまうとコースアウトになる。踏み跡を見るところ、かなりの人が道間違いしている。私も直進してしまい途中で引き返した。ここは、標識あったほうが良いと思う。

このロープ沿いに下ったところに鬼杉がある。11時50分頃到着し、ここで30分ばかしランチ休憩だ。樹齢1200年の大木で天然記念物に指定されている。沢の水の音が心地よく、空腹を満たすと眠たくなってきた。

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記念撮影をした後に、南岳山頂へ向けて出発。ここからは一気に標高を上げていく。それにして案内テープがほとんどないのでコースロスしていないか気を配った。他の登山者から、最近ここら辺にスズメバチが出た、と情報があったけど、ハチには気がつかなかった。

今日はストックを一本もってきて正解だった。材木石あたりまでは岩石がごろごろしていて足場が悪いのでストックは活躍した。

山頂が近づくにつれて、鎖場が現れる。そんなに難しくはないけど、滑落すれば大けがをするので慎重に。

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14時すぎに南岳登頂し、30分ばかし休憩する。

中岳へは尾根を渡っていき、14時50分に到着。両ピークとも緊急事態宣言下なので登山客は少ない。

15時20分頃に正面堂から下山開始。不揃いな石階段をテンポよく降りていくも、疲れもあってか、下山が長く感じられる。あと500mの案内から、300m、200mが長い…

17時くらいに奉幣殿に到着。休憩しているとスロープカーの最終便が行ってしまったので、歩いて花駅まで戻る。駐車場に残っていた車は私たちの一台だけだった。

さて、時刻は18時を指しており、近くの立ち寄り湯「和」はもう閉まっている。南岳山頂で小父さんから仕入れた情報によると、道の駅大任には温泉があるらしい。電話してみると、なんと22時まで開いているとのこと。緊急事態宣言中にも関わらず有り難い。しかも、20時までは食事も可能で至れり尽くせりだ。

18時30分前に道の駅に到着し、温泉に入る。600円と良心的な入浴料で館内も清潔なので満足だ。食事も定食から一品料理まで品数多く、価格も量も満足だった。